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タイとの出会い
息子がタイ航空に勤めていることから、6年ほど前からたびたびタイを訪れるようになりました。今では1年に2回ほど、1年FIXの航空券を買ってタイの地に降り立ちます。タイでの滞在先は息子のところです。息子は今はチョノンシー駅のそばに住んでいるのですが、これまで年に1回のペースで引越しをしてきました。そのなかの一軒、チャオプラヤー川を臨むことのできるマンションの33階の部屋に住んでいたときのことです。早朝、部屋から窓の外を見下ろした先に、バンコクの近代的な高層ビル群と、チャオプラヤー川の流れが、朝もやにつつまれてわたしの目に映ったのです。それはとても新鮮な驚きでした。これまで見たチャオプラヤー川とは別の表情を漂わせ、また、川の真ん中に中州があることに気づいたのです。今まで中州があることなんてまったく気づかなかったのに…
あー、この風景を描いてみたいな、と心から思いました。それで札幌に帰ってからすぐに描いてみたのですが、なかなか思うように描けず悩んでいたら、八木先生から「想いが強いから、描けないのでは?もう少し時間をおいてから描いてみたらどうですか」とアドバイスをいただきました。それでそのとおりに。結果的に3年後に描くことになったのですが。それから今までに何枚か描いたのですが、そのうちの何枚かは気に入らず、塗りつぶしたものもあります。そんなこともあり、今回の個展では、チャオプラヤー川の絵を出すかどうか考えながら、今新たなチャオプラヤー川の絵を描いているところです。間に合えばいいなと思っています。9月に札幌の市民ギャラリーで開かれる道彩会にはチャオプラヤー川の絵を出品しますのでこちらもぜひ観にきてください。
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タイでの楽しみ
もう、たくさん楽しいこと、新しい発見があって、いつ行っても時間があっというまに過ぎてしまって足りないほどです。一回の滞在日数はだいたい一ヶ月ほどです。ウィンドウショッピングをしたり、市場に行ったり、散歩をしたり、とにかく、たくさん歩きます。4,5時間歩くこともあります。また、タイ料理が本当においしくておいしくて。わたし、ありの卵のスープや、かえるのおなかにハーブを詰めて焼いたものとか、ラープ、なまずのからあげ、雷魚とかも大好きなんです。タイ米もすごく好きで、あのお米のぱらぱらした感じがとてもタイ料理に合ってて好きですね。パクチーの餃子というのもあって、これもすごくおいしくて、タイに行ったら必ず食べるほど好きです。もちろん、甘いものやフルーツも。
将来は…
いずれはタイに住みたいと思っています。わたしは、タイの暑い気候も好きなので。そんなことを考えながら今はタイ語を頑張って勉強しています。将来タイに住んで、大好きな水彩画を描きながら、タイの風景やタイの人たちの姿を画集にすることができたら素敵だなあと思っています。
水彩画を描きたい!
水彩画との出会いは25年前でした。なにげなく訪れた絵画展で、たくさんの油絵のなかにただ一点だけやさしい色合いの水彩画があったのです。強い色の多い油絵のなかでその水彩画は、会場をひとまわりしたわたしを、もう一度その水彩画の前に立ち止まらせるほど光りをはなっていたのです。帰宅してからも水彩画のことが頭からはなれず、自分で描いてみたいという想いにかられ、その当時なかなか水彩画を教えてくれるところがなかったので、あちこちに問い合わせ、やっとのことで教えていただける方と出会ったのです。それが私の先生であり著名な水彩画家の八木保次・伸子氏のおふたりでした。それから25年、おふたりに教わりながら、今では4回目の個展をむかえるまでになりました。
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今村紀子 水彩画展
と き: 8/8(火)〜8/13(日)
10:30-19:00(最終日は17:00まで)
ところ: さいとうギャラリー
札幌市中央区南1西3-1
ラ・ガレリア5F
でんわ: 011-222-3698
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